介護老人保健施設 栗の郷

栗山中央病院
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栗の郷たより

第28号
2012年4月5日発行分

震災後1年、避難訓練を実施いたしました

今年の3月11日は日曜日ということで、ご家庭で「その時」を特別な思いで迎えられた方も多かったと思います。「その時」とは、午後2時46分、そう1年前未曾有の被害をもたらした東日本大震災の起こった時のことです。「その時」栗の郷でも何かに掴まってなければ立っていることもままならない、強い横揺れに襲われ、施設の天吊り防煙垂壁の落下破損等の物損が発生、人身被害を免れはしましたが、利用者及び職員に及ぼす動揺は非常に大きなものとなりました。

続くガソリンの供給不足・その他物資の不足、そして未だに続く余震や放射能汚染への不安は1年後の「その時」を迎えた後も1つの区切りや終止符とはならず、少なからず皆様の日々の生活に影を落とし続けていると感じる方も多いのではないでしょうか。

今年の3月24日、栗の郷では地震を想定した避難訓練を実施いたしました。普段は和やかな雰囲気で介護に当たる職員も、この時ばかりは真剣な眼差しで訓練に取り組む姿が見られました。予定していた避難用スロープを使用した利用者様の避難搬送は荒天により中止としましたが、屋内非常階段で担架を使用した避難訓練では、利用者様の代わりに職員を搬送し、安全を確保しながら急な階段を進むその難しさを体験できました。

この1年の間に非常時への対策についても進めてきました。先の震災を教訓とする救援物資の供給ルート確保について言えば、現行の給食委託業者さんが全国展開する大手業者さんであることから、震災に見舞われた場合でも食事の提供が滞ることのない支援体制が確保されたこともその一例です。また、ポータブル発電機5台を新たに整備したことにより、長時間の停電でも最低限の電源確保が可能となりました。

「その時」が今度、いつどこで発生するか誰も分かりません。もう二度とあのような悲しいことが起きないことを願いますが、「あの時」奪われたたくさんの尊い命に恥ずかしくないよう、生きている私たちが不断の努力と意識を持って応えていけるよう気持ちを新たにしたこの3月でした。

老人保健施設 栗の郷 施設長代理
田中 洋

担架搬送は真剣そのもの。搬送される利用者さん役の職員も、いい経験になりました。

2012年 年間行事

1月 初詣
2月 節分
3月 ひな祭り
4月 イトーヨーカ堂 お買い物ツアー
今年は何を買おうかしら?
5月 幼稚園交流会
園児とふれあい会を行います
6月 運動会
二階三階対抗です!今年勝つのはどっち?
7月  
8月 納涼祭
9月 敬老会
10月  
11月  
12月  
※空欄の月につきましては、決まり次第順次ご報告いたします。乞うご期待!
栗ちゃんの虹色ポケット

新入職員紹介

2階

馬場 映美奈 米光 篤史

3階

本多 希与己 杉山 友理

4階

新井 伸江 他にもリハビリ課職員の北見理恵(理学療法士)須藤崇行(作業療法士)が仲間入りいたしました!皆さまどうぞ宜しくお願い致します

行事報告

☆1月 初詣
昨年同様施設内に神社を設置し、参拝していただき、おみくじを引いてもらいました。昨年より少し凝った作りで華やかにしてみました。ほぼ全利用者様が参加でき、また利用者様の笑顔も見ることができました。

☆2月 節分
各フロアーにて豆まきを行いました。豆まきの由来やそれにまつわる事柄について聴きました。その後、赤鬼と青鬼が登場するとご利用者様は勢いよく、豆を投げていました。おしまいにみんなで「豆まき」の歌を合唱しました。

又、おやつのチョコレートワッフルには、ちょっと早いバレンタインデーとして、ハート型のメッセージカードを付けてご提供いたしました。中には、自室にカードを持ち帰る方もいらっしゃいました。

☆3月 ひな祭り
人間ひな壇と称して、職員がお内裏さま・お雛さま・三人官女に扮し、各居室をねり歩き、ひな壇に成りきった職員や、手作りの衣装、髪飾り等に利用者様は感動していました。記念写真を撮り、利用者様共々季節感を味わえたのではないかと思います。テーブル飾りや、おやつの甘酒・ひなあられも大好評でした。

編集後記

季節が徐々に春めいてきましたね。栗の郷にも新しい職員さんが来てくれ、職員一同喜んでいます。心機一転、利用者様が笑顔で過ごせるよう職員一同頑張ります。

編集長 江口 みゆき

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